La Fraternité du Panca 1. Frère Ewen
545 – 562 / 574
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主人公Ewenの章です。
前段は主人公Ewenの娘Ynoldeの手記です。
ここでは、彼女が主人公Ewenの最終目的地に、彼が到着する7年前に到着したこと、彼女が32歳で、変わらず、金髪、色白肌で、痩せてはいるが、男たちの眼を信用すれば、魅力的であることが書かれています。それと、この惑星への植民が3世紀前に始まったばかりであり、気候、地理的状況等が付加されています。
本章です。
Pancaは人類が宇宙(銀河系)に散らばって行った頃の5世紀にわたる原住民との戦争の頃、5人の中心的指導者たちの、虐殺と破壊を防ごうとする努力が創った。
そして、Ewenは、InganiをPancaの一員となるべく教育します。そして、煩わされることのない宇宙船での静かな環境の中で、それは順調に進み、Inganiは、準備が整います。しかし、正式に一員となる儀式は、目的地の惑星についてからになるだろうと、Ewenは考えています。
Olmeoは歳をとりましたが、少年のとき宇宙船に乗り込んだわけで、その後は、船の中しか経験がなく、精神状態は、少年のままです。同様に、Ewenも歳をとっていますが、気持ちは30代のままです。
そんなこんなのある時、アンドロイドが少し平身低頭するような素振りを少し見せながらEwenのキャビンに来ました。
あなたは呼ばれています、と伝えるためです。Ewenはパイロットからかと聞き返しましたが、アンドロイドは、誰かは知りませんが、通信で、あなたを呼ぶようにとのことです、と答える。そして、それは、Ewenだけでなく、Inganiも一緒に、とのことでOlmeoは呼ばれていません。
EwenとInganiはアンドロイドの案内で、エレベーターで50階より下の、特別のフロアーに案内されました。
アンドロイドは、貴方の弟子のPancaへの加入儀式の時が来たのですと言い、cakraとamnaの入ったカバンをEwenに渡す。
出発の時からここにあったのか、誰の指示なのかと聞いても、私にはわかりませんと答えて、アンドロイドは去る。
Ewenは儀式を行い、AmnaをInganiの後頭部に埋め込む。Inganiはcakraも受け取り一度、手に付けてみる。そして、Ewenは、儀式は終わった、あなたは今からPancaの一員となった、と宣言する。
そうこうして、出発から76年後に船は、目的地に着く。半冬眠状態から覚めた乗客は、3000人ほどが伝染病で死んだとアンドロイドから知らされるが、真実は分からず、右往左往。
Olmeoはまだ、母に会っていないが、EwenはOlmeoの母Malicoreに会う。彼女は、彼が誰か分からない。しかし、MalicoreはEwenの眼に見覚えがあり、ひょっとしてと気が付く。Ewenはそうですと自己紹介して、彼女の腕を取って、Olmeoのキャビンに連れて行く。