La Fraternité du Panca 1. Frère Ewen
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副主人公Olmeoの章です。
前段は数字の5についての歌、詩、神話。5はサンスクリット語では、このシリーズのタイトルになっているpancaで、人の指の数でもあり、神聖な意味を持つようです。ちなみに、ギリシャ語で5はpentaペンタ。
この歌は、人類が宇宙に広がって行った時期の神話です。
本章です。
子供は、二人がもう忘れた時にでき、それは、Sayiが52歳、Olmeoが50歳の時でした。そして、その子は、3人が目的地に着くときは、まだ40歳にもなっていない。
50歳を超えての出産は危険を伴うでしょうが、Sayiは私に最後のプレゼントを残すために、産むつもりです。
二人は、その後も、たびたびEwenとコンタクトを取りましたが、彼は、操縦室を訪問後は落ち着きました。Olmeoも同様で、我々は素晴らしい宇宙の一破片に過ぎないと感じています。
二人は時々、同じ階の隣人たちの様子を見て、親近感、ご近所の同胞のような感じを待ちました。
二人はこの船で、ほぼ半世紀を過ごしているわけですが、まだ、子供のようです。社会に出て、もまれることが全くない、世間知らずです。することと言えば、お互いを知ること、Ewenを見守り、彼が使命を達成できるようにすることだけです。
臨月を迎え、いよいよ出産です。Sayiは苦しんだ末に、女の子を産み、Olmeoの腕の中で、死に絶えます。OlmeoはいつまでもSayiを抱きしめて離さず、アンドロイドとEwenがようやくに、引き離しました。