La Fraternité du Panca 1. Frère Ewen
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主人公Ewenの章の続きです。
何故、私なのだ。どうして私はこんなに犠牲を強いられるのか。
「宇宙の全ての生き物に重大な危機が迫っている、そしてPancaの結合のみがそれに対抗できるのだ。」
Ewenは、ひざまずき、床を叩いて、苦しみます。何か印が必要だ。はっきりした何かが必要なのだ。
床に涙がしたたり落ち、Ewenは孤独に泣き、苦しみます。
そして、しばらくして何とか気を取り直した時、扉の透明窓の向こうに二つの人影を認めます。OlmeoとSayiです。彼らが訪ねて来たのです。
3人は勿論、5年で3000件も起きた殺人ことを話し合います。犠牲者に何らの共通点がなく、無差別に、この船の全員を殺すことが目的のようだ。何か子供が思いつたまま、行き当たりばったりに、やっているようにも思える。
3人はなるべく一緒にいることにしました。そうすれば、何か対応策を相談したり、もし、殺人者が来たとしても、3人で対抗できる。
Sayiは殺人者と犠牲者、特に殺人者に気持ちを集中し、そこから生じる何かをたどりましょう、と提案する。