La Fraternité du Panca 1. Frère Ewen
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主人公Ewenの章です。
前段は神話のお話し、Pentaleという5つの翼を持つ生き物についてです。
それが、このシリーズの5人のFraternite de Pancaを象徴しています。
本章はアンドロイドとEwenの会話で始まります。
ここ5年で、殺人の犠牲者は3000人になっている。そして、アンドロイドはEwenの精神状態を心配している。
Ewenは、お腹が空いていなくとも、食事はきちっと食べ、運動もし、清潔にしている。だらけると、正気を維持できなることを懸念している。
彼はOlmeoとSayiの2人の若者が、訪問してくれないかと、待っているが、彼らは来ない。
彼がamnaを渡す予定の4番目の兄弟はどんな男か、まだ、生まれていないだろうな、とか考えながらシャワーを浴びている時、扉の透明窓に人の気配を感じる。痩せこけている裸の女性、鋭い目、獲物を狙う猛禽の眼。民話にある子供の妖精を思わせるが、彼女が数千人を殺したのだ。
二人は、しばらくにらみ合いますが、以前と違い、彼女は去るときに微笑んだようでした。
そんなことがあって出発から7年たったある日、Fraternite de Pancaからコンタクトがありました。それは頭に埋め込んだamnaを通してです。
「元気を出せ、絶望するな。Fraterniteは常に共にある。」