仏語再勉強の軌跡

フランス語の本が楽しめるようにするのが今年の目標

仏語再勉強の軌跡288

La Fraternité du Panca 1. Frère Ewen

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副主人公Olmeo一家の章です。

前段は人類が新天地に行って、食べ物等が枯渇して死にかけた時に、頭が人で体が鳥の半神(demi-dieu --- demigod)にガイドしてもらって救われるという神話です。
アメリカに行って食べ物等が枯渇して死にかけた初期の移住者のことを思わせます。
人類には新奇探索性の遺伝子があるという柳澤嘉一郎氏の本「ヒトという生き物」を思い出しました。

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Olmeo一家は中継地に着きましたが、父親の容体は窒息仮死による半身不随、発声も困難で医者は旅を続けるのは無理だとの診断ですが、父親も母親もどうしても最終目的地に行く決意は変えません。
そもそも母親の浮気が原因で父親が相手を懲らしめ、村に居ずらくなって新天地に移住する決意をしたわけです。しかし、母親を強く愛してはいます。

父親は意思も強固、腕力も怪力で、人さらいの集団に列車が乗っ取られ、養女を連れて行かれそうになった時、相手を一撃で殴り殺し、それが契機でOlmeoが奮起して、大人の男への一歩を歩みだしました。