仏語再勉強の軌跡

フランス語の本が楽しめるようにするのが今年の目標

The Potter of Bones

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Asimov's の2002年9月号のメインストーリーです。その頃、私はコスタリカで、Asimov'sは定期購読していました。

同じ頃、2002年10月に、日本から連れて行った愛猫が21歳半で亡くなりました。猫は死にざまを人に見せず、死期を悟ると、どこかで人知れず死ぬと言われていますが、私の愛猫は家猫で、外には原則出さずに飼っていましたので、最後の死にざまを見ることが出来ました。

彼はある日、お気に入りの椅子に乗り切れずに落ちて、腰を打ち、それからビッコをひくようになりました。数日後、気が付くと餌を食べていません。死のスイッチが入ったようでした。好物を与えても、頑として食べません。そのうちに水も飲まなくなり、亡くなりました。蛇足ですが、もう一匹も一年後に、やはり、食を断って自死、自決しました。

このThe Potter of Bones(骨類を使う陶工)は、勿論、土器を焼くわけですが、近くの崖の地層の化石を研究し、進化論に一人で至るわけです。遠くに旅をしている時に、私の猫と同じように転んで足を痛め、自分の終わりが近いことを悟った老婆に出会います。彼女は私の猫と同じように、食絶ちをして、死のうとしていました。しかし、この陶工と会い、その作品を愛で、進化論の話を聞いて、また、生きる気になり、徐々に食べ始めて、元気になります。

日記の整理をしていて、その頃を思い出し、もう一度読みたいと思いましたが、雑誌は、スリランカまで持って行きましたが、そこで処分してありません。Amazon USから取り寄せました。そして、インターネット上に、無料で、公開されているのを、そのあとで発見。でもまあ、いいですか。他の所を再読するのも良いでしょう。以下に、リンクを張ります。どうぞご覧ください。いいお話しですよ。感動ものです。

https://web.archive.org/web/20051124105353/http://www.asimovs.com/_issue_0401/bones.shtml

 

*** 2021-06-29 追加

Daphne du Maurier も、書けなくなって、生きていてもしょうがないと思い、食絶ちで自決します。以下の私のブログをご覧ください。さる伝記にありました。

https://hahanokaigo.hatenablog.com/entry/20130531/1369952456