仏語再勉強の軌跡

フランス語の本が楽しめるようにするのが今年の目標

CRICHTON's 'NEXT'

エピソードが細かく95もあり、短いのはわずか2ページで、1つ読んでは寝て、また起きては一つ読みの繰り返えし。熱も下がり、多少元気になったのでブログ更新する気になりました。

この作家は、皆さんご存知でしょうが、ジュラシック・パークを書いたベストセラー作者で、これは2006年初版の遺伝子操作に関する小説です。詳しくは以下をどうぞ。

https://www.amazon.co.jp/Next-Michael-Crichton/dp/0060873167

画家の友人(http://www.iko-origin.com/)に何か面白い本を貸してくれと言われてKOONTZのWATCHERSを貸した返礼に、借りていました。

確かに面白いですが、エピソードを散らかし過ぎと思います。登場する女性は、特に前半、全て若く、金髪・碧眼・セクシーで、その他、話を面白くするサービス精神に満ち満ちてはいますが。。。

KOONTZのWATCHERSでは喋りませんが、知能を持った犬が、キーボードを前足で叩いて人間と意思疎通するのですが、この本では、チンパンジーとオームが知性を持っていて英語を喋り、スマトラオラウータンはフランス語とオランダ語を喋ります。また、人間に対してもいろいろな遺伝子治療が行われていて、最後は大混乱に陥るお話しです。

遺伝子操作は、いくら法的に規制しても、試みるマッド・サイアンティストあるいは組織があるでしょう。今でも、水面下で行われていると思われます。

また、原発事故の放射能によっても、既に、福島の子供たちに影響が出ています。医療検査のX線等による被曝、LED光線、携帯・WIFIの電磁波による遺伝子への影響はまだ大きくは取り上げられていませんが、日本だけでなく、海外先進諸国で、その影響が心配され、指摘されています。

我々人類そして他の生物も、全てDNA型の生命体で、遺伝子が時間を掛け、少しずつ変わることによって進化して今日に至っています。(既に絶滅した生命種も数多い事でしょう。)

人類は、以前の状態の性質(特に飢餓時代を生き抜いてきたサルとしてのもの)を依然として持っているのにもかかわらず、科学技術たる神の火を手にしたわけです。食料増産よる人口爆発、環境破壊、群れ間の敵対関係に兵器を使用したり、人類破滅への道を進んでいるようにも見えます。

遺伝子操作は両刃の刃です。それの誤操作によって人類が破滅する可能性も大いにあります。しかし、遺伝子操作により人類の絶滅につながる危険な性質を改善すべきという意見もあります。勿論、慎重にすべきという前提付きですが、車椅子の物理学者ホーキング博士もそのような意見を述べています。しかし、コンセンサスは得られないでしょう。人類は一つの同じ群れだし、もう飢餓時代は終わった、そして、いろいろな価値観、ものの考え方が共存すべきだ、ということを、どのようにして、全人類、一人一人に徹底できるでしょうか。まずできないでしょう。。。