https://en.wikipedia.org/wiki/The_Naked_Sun
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---17. A meeting is held
(会合をもつ)
Daneelの勧めに従い、Lijeはベッドで休む。しかし、明日の罪状認否の会合を考え、なかなか眠れない。しかし、うまく行けば、24時間以内に地球に向かえる、しかも、地球にとって必要な、そして、唯一の解決策を携えて、とか考えつつ、いつしか眠る。
翌朝Lijeはすっきり目覚め、身支度をして、会合を始める。
まずは、Gladiaが現れ、そして次々とSolariaの関係者が現れる。セキュリティー長官の暫定代理、ロボット学者、社会学者、胎児農場の助手、そして最後にGladiaの父親の医師。
Lijeは、私が、この殺人事件の解明を依頼された刑事で、これから以下の3つの項目順に話を進める、それは、①動機、②機会、③凶器。
まず①動機について。Dr, Delmarreは、他の銀河を征服しようというある陰謀に気付いていた。その関係者は、殺人の動機を持ち、ここに居る全員は、その関係者ではないと完全には否定できない。
次に②機会について。Dr.Delmarreは夫人以外の人間が自分に近づいてくるとは夢にも思わないし、それは、ロボットを使って排除できる。だから、誰かが近づいて来たら、それは3Dビジョンと思う。ところがもし、実際の人間だとしたら、こん棒で頭をつぶせる。だから夫人だけでなく、ここに居る全員が実行する機会がある。
最後に③凶器について。夫人がしたケースと、他の誰かがしたケースに分けて考える。まず、夫人の父親である医師は現場にいて夫人の容体を診たわけだから、凶器を始末できる可能性がある。医師は誓って私はしていないと言い、他の全員はそれに反論なし。
次に他の誰かがしたケースについて。
Gruerのケースも、私が毒矢で狙われたケースも、ロボットを組み合わせで使えば、ロボットが人間を殺せることが分かっている。Dr.Delmarreは、体の部分、例えば腕を切り離せるようなロボットを研究していた。誰かが、その腕を切り離すように命令すれば、その切り離された腕を使って頭を叩き割れる。しかし、そのように、人間を傷つけないようにプログラムされているロボットを、殺人目的に使うには、ロボット工学の高度な知識が必要。それを持っているのは、ロボット学者だけだ。そして、彼には二つの動機がある。一つは、彼はSolarianではあるが、人間であり、Gladiaを欲しいと思うことは考えられる。彼は彼女を助手にしようとしたが断られた。その恨みと彼女を夫として所有しているDr.Delmarreに対する妬み。彼女に罪を着せ、夫を殺せば一石二鳥だ。しかし、ロボット学者Leebigはとんでもないと反論する。Lijeは今言った動機は潜在意識のもので、本当の動機は別にある。それは、彼が実行しようといている計画に、Dr.Delmarreが邪魔だからだ。その計画とは銀河を征服することだ。
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