仏語再勉強の軌跡

フランス語の本が楽しめるようにするのが今年の目標

「2001年」その2

「2001年」原書KINDLEは123/237まで読みました。

博士は月の基地に到着し、発見された黒い石板を見に行く、そして、それに太陽光があたると、それは電波を土星方向に発する。

(映画にはありませんが、その基地で生まれ育った4歳の女の子のことは印象的。重力が1/6で、成長の仕方が速く、身長は8歳ぐらいで、ほっそり、現人類より長生きするかもと原書に記述あり。月に基地を作る計画は実際に進行中、火星をもターゲットとしている計画もあり、これはSFの世界の話ではなく、近い将来、起きることと思います。但し、核戦争、環境破壊、誤った遺伝子操作で人類が自滅しなければですが。。。)

その石板とその埋め方は、人類以外に高度な文明が存在している確固たる証拠。それを公表すると世界が混乱する可能性があり、発表は控えている。

そしてその電波の目指している所に何があるのかを探るために宇宙船が向かい、話はその中のことになります。2人は起きていて、3人は目的地に着くまで冬眠。2人には旅の真の目的は知らされておらず、AIコンピュータには知らされている。

木星付近を通過し、土星に向かう途中で、AIが船外にある部品の故障の可能性を指摘、1人が船外に出て交換することになる。

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蛇足ですが、船長のBowmanの名は、読んでいる途中のSF'Outsphere by Guy-Roger Duvert 'の主要な登場人物の一人の名前にもなっています。作者は当然、「2001年」を意識していると思われます。

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人類の一部には「新奇探索性」の遺伝子を持った人たちがいるので、必ずや、地球を出て、宇宙に向かうものと思います。

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仏語再勉強の軌跡288 - 仏語再勉強の軌跡

柳澤嘉一郎氏の本「ヒトという生き物」)