仏語再勉強の軌跡

フランス語の本が楽しめるようにするのが今年の目標

「おじいちゃん」


ニューヨークで癌と戦って亡くなった、千葉敦子ご推薦の本です。

痴呆、排泄問題等で、家族を悩ませながら3年間生きた末、正気に戻って自分の状態を認識したのか、最終的には食断ちで死ぬ「おじいちゃん」を温かく見守る家族の写真物語です。

佐江衆一も最後は食断ちで死んでいった母親のことを書いていますね。

恐縮ですが私の飼っていたオス猫も同様です。ある日、お気に入りの椅子に飛び乗ろうとして失敗、腰を打ち、びっこを引く姿を、私はたまたま目にしました。そして、二・三日後、何も食べていないのに気が付きました。大好きな小魚を煮たものを食べさせようとしても、見向きもしません。死ぬ気だな、とそのとき思いました。結局、それから一週間ほどで死にました。21歳でしたので、人間で言えば100歳ほどで、大往生と言うべきなのかも知れません。

もう一匹のメス猫も、20歳で、やはり食断ちで死にました。

象も同様な話を聞きますね。それが自然の摂理なのかも知れませんね。

老いて獲物を捕れなくなったライオンは、その時点が寿命となるわけです。