仏語再勉強の軌跡

フランス語の本が楽しめるようにするのが今年の目標

ティルックラルの説明、再度

繰り返しになりますが、ティルックラルは1,330の2行詩から構成されています。

1行目は4つ、2行目は3つの詩脚という単位からなり、各々の詩脚は、いくつか(1-3)のアサイという単位が結合されています。

オリジナルがどのようであったのかは、良くわかりません。

以下に0002 (http://d.hatena.ne.jp/toeic990+tirukkural/20160219) を例に説明します。私の持っている本では以下、

கற்றதனா லாய பயனென்கொல் வாலறிவ
னற்றா டொழாஅ ரெனின்.

インターネット上のいろいろなサイトでは以下、微妙に違っています。

கற்றதனால் ஆய பயனென்கொல் வாலறிவன்
நற்றாள் தொழாஅர் எனின்.

上の例がオリジナルに近く、難しい詩論を守っているものと思われます。下の例は、現代風に焼き直したものと思われます。

インターネット上のいろいろなサイトは倫理、文化的教育が主たる目的なので、違いがでているのでしょう。

インターネット上の各種、朗読、歌唱も現代風のものに大体準拠しているようです。

そんなわけで、ティルックラルのサブブログは、現代風のティルックラルを原典とし、アサイと言う単位を、より、はっきりさせた形で再出発します。

日本語訳は高橋孝信先生の本より、英訳は上の例のInternational Tamil Language Foundationの本のものと、Rev. G.U.Pope の韻文訳と散文訳を拝借します。