仏語再勉強の軌跡

フランス語の本が楽しめるようにするのが今年の目標

和光大学オープン・カレッジ第7回

*インド美術史

今回は、ラージャラージェシュワラ寺院の詳細説明の総括でした。その中で特に私が面白く感じたのは、ヴィシュヌ神の一つの化身として、仏陀が位置していることです。これはヒンドゥー教の、何でも自分のものとして吸収してしまう、スポンジのような「すごさ」の一つの象徴と思いました。それと、インドの王朝でインド洋をわたり海外にまでその勢力を広げたのはチョーラ朝だけだということです。そして、それを可能にしたのはヒンドゥー教を利用する政治手法だったことです。また、それゆえに、現在のパキスタンとの対立はインド的でなく、イギリスの植民地支配の悪い結果かも知れないという指摘も大変興味深いものでした。

来週からはインドに1200以上あるという石窟寺院についての講義が始まります。宿題は、そのうちの一つについて調べてくることです。

タミル語

第10課「可能」の前半を、動詞一覧表の動詞を含めて練習し、留意点について、講義がありました。また、動詞の時制の復習もやりました。宿題は可能表現のプリントを覚えてくることです。来週は、第6課「所在・所有・,状況・状態」に入る予定です。

・受講生の一人が、インド人男性のヒゲについて興味深い話をしました。北インドではヒゲが少ないが、これは映画の影響かも知れない。また、同様に、映画の影響もあってか、南インドではヒゲが多く、成人男性のほぼ80%に及んでいる。ヒゲは男性のシンボルであり、ヒゲのない男性は、まともな大人とはみなされない傾向がある、とのことでした。

南インド方面に行くときは、男性はヒゲを生やしたほうが良さそうです。近々そちら方面に行く予定の私としては、貴重な情報を得たかも知れません。コスタリカでは、成人男性の3から4割が、ヒゲを生やしていて、私もその内の一人でした。