仏語再勉強の軌跡

フランス語の本が楽しめるようにするのが今年の目標

和光大学オープン・カレッジ第10回

*インド美術史

エローラ石窟寺院(後半)の詳細講義があり、10回の講義が締めくくられました。

寺院全体が大きな一つの石の彫刻の石彫寺院である第16窟が白眉だそうです。数多くのスライドから、そのすごさ、素晴らしさが想像できました。現代のような技術がない時代に、このようなものを作り得た文化と、それを支えた社会があったということは驚きです。

多宗教、多民族の文化が凝縮されているインド美術は、どこまでも奥深いものでした。

タミル語

前期、後期を通しての総復習をし、書き言葉と話し言葉の違いについて様々な角度からの詳細説明があり、20回の講義が締めくくられました。

帰りの電車の中で一人の受講生と、何故タミル語は大きく書き言葉と話し言葉が違うのかについて雑談しました。私は個人的に、識字率が低い時代が長く続いたことが原因、文字を書ける社会の上層部が書き言葉を守ったが、話し言葉は時代とともに変化した、という意見です。そうかも知れないが、それでは、識字率が低い社会では、一般的にそういうことが言えるのだろうか、とその方はコメントされました。

私は後期からの参加で、かなりきつかったですが、何とかついていけたと思います。テキストとして使用した「タミル語入門」と、参考書として参照した「旅の指差し会話帳 タミル語」をしっかりやれば、タミルの世界を楽しめるものと思いました。

教えてくださった先生、また、いろいろな世界を垣間見せてくれた受講生の方々、ありがとうございました。