仏語再勉強の軌跡

フランス語の本が楽しめるようにするのが今年の目標

和光大学オープン・カレッジ第9回

*インド美術史

ウダヤギリ石窟寺院、エレファンタ石窟寺院、エローラ石窟寺院(前半)の詳細講義がありました。

前回又は前々回、受講生の一人が「石窟寺院の中は暗いのが普通なのに、何故、エローラだけが明るいのか」という質問をしました。今回の講義の中で先生は、いろいろな説の中の一つを、ご自分の解釈を加えながら説明され、その質問に詳しく答えました。

私のお隣のその受講生は納得した様子でした。ヒンドゥー教には、いろいろな宗派があるわけで、その多様性と、それらを取りまとめ得る統合力を、とても興味深く感じました。

タミル語

・「場所を表すタミル語」のプリント、第6課「所在・所有・状況・状態」の前半の復習と後半、「形容詞・副詞一覧」の該当部分、をやりました。状況・状態を表す表現が、特にその口語表現が、日本語によく似ていて、面白い。また、あなたのタミル語は美しいというのが最高のほめ言葉だそうです。タミル人は美しいタミル語を尊んでいるという先生のお話から以下を思い出しました。

ヒンドゥーよ死ね!タミル万歳!」と叫んで焼身自殺したタミル人がいた。その後、同じ趣旨による、焼身自殺が5人、農薬を飲んでの自殺が3人続いたという1964-5年の事件。そのことを含め、タミル人のタミル語に対する愛着について詳しく書いた本があり、取り寄せました。まだ全部読んでいませんが、ぱらぱらと読みました。いずれゆっくり読もうと思い、積んであります。

S. Ramaswamy 'Passions of the Tongue'です。

来週は最後で、総復習。第1,4,6,8,9,10,11課、動詞一覧表、そして、口語表現です。

・受講生の一人が、南インドを中心とする「コーラム」についての研究を発表しました。とても興味深く、感服しました。とりまとめたDVDも皆さんに配られました。「コーラム」は家の前に主婦が粉を使って紋様を描く慣習で、現在でも、タミルナドゥー州を中心に行われている見事なものです。その方のサイトは以下です。

http://www.terra.dti.ne.jp/~t-asano/index.html