仏語再勉強の軌跡

フランス語の本が楽しめるようにするのが今年の目標

福沢諭吉

私は山田風太郎の「人間臨終図鑑」を現在少しずつ再読中ですが、そこの67歳で死去した人の中に福沢諭吉があり、

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引用してある「福翁百話」の中の文言が気に入ってKINDLEを探したら現代語訳がありましたので、それを読みました。そして続けて「福翁自伝」と「学問のすすめ」も読みました。いずれも現代語訳です。

「福翁百話」

福翁百話 現代語訳 (角川ソフィア文庫) | 福沢 諭吉, 佐藤 きむ | 哲学・思想 | Kindleストア | Amazon

福翁自伝

www.amazon.co.jp

学問のすすめ

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そして、「学問のすすめ」の解説で、福沢諭吉北里柴三郎の細菌研究に、ひとからならぬ援助をしたことを初めて知りました。気になって検索して、以下でかなり詳しく知りました。面白いですね。

www.terumo.co.jp

 

福沢諭吉は幼いころより酒を飲み、かなりの大酒飲みだったようです。しかし、最終的にはタバコの力を借りて酒を止めたそうですが、タバコは止められなかったようです。

 

また、猛烈な苦労をしてオランダ語をマスターしていたが、横浜に行って、時代は英語になっていることを知る。そして、又、同じような苦労をして英語を勉強しなければいけないかと、ガッカリしたそうです。しかし、英蘭辞書を入手して勉強を始め、オランダ語と大きく違わないことを知り、安堵して、勉強を続けたとかの話も面白いですね。

 

福沢諭吉は咸臨丸で初めて渡米。そしてヨーロッパは、1年をかけて回ったそうです。そして、その後、もう一度アメリカには、行ったそうです。

 

以下は、原文での「福翁百話」の一部で、私が、最も好きな部分です。百数十年前にこんな考えのできた日本人がいたということは驚きです。他の部分で、明らかに進化論も承知していると思われる部分もあります。すごいですね。英語でしょうが、当時最新の宇宙論ダーウィンの「種の起源」も読んでいたと思われます。

 

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