仏語再勉強の軌跡

フランス語の本が楽しめるようにするのが今年の目標

A Very Easy Death

5月1日にブログに載せたボーヴォワールの本です。

http://d.hatena.ne.jp/toeic990/20160501

2回目の再読ですが、今回は、Audibleの英語朗読を聞きながら読みました。

初回は、医者の生命維持を至上命令とする横暴が気になりました。今回は、それよりも、母親の死後、看護婦が言った、'It was a very easy death.'という部分が印象に残りました。1ヶ月強の壮絶な、そして悲惨な、死との戦いの末の死でした。しかし、数多くの死を看取った看護婦から見ると、それは、a very easy death だった、ということです。

チボー家の人々」の父親の死を思い出します。それも壮絶、悲惨な死でした。

思えば7ヶ月前、千葉敦子の本で紹介されていたこの本を読んだことがきっかけで、ボーヴォワールにとりつかれ、フランス語を勉強する気になったのでした。

http://d.hatena.ne.jp/toeic990/201605

今読んでいる英訳名 'The Age of Discretion' はあと残り19ページまで来ました。年内に読了したかったのですが、無理のようです。