見つけた翻訳が原文とかなり違うので、他の訳はないかと探しました。そして、以下のコメントにぶつかりました。
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異邦人の最初の英訳は The Stranger (translated by Stuart Gilbert,1946,Knopf)である。二番目はThe Stranger (translated by Matthew Ward,1988,Knopf)である。ニューヨークの同じ出版社から翻訳者を変えて,上梓されている。
前者は,翻訳者の意図というか,思い込みというか,原テキスト外の要素が極めて強く訳文に反映されている,いわば,一種の超訳である。
これに対して後者は,誠に原テキストに忠実な逐語訳を仕掛けたように思われる。
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それで後者を探しましたが、無料のは見当たらず、結局、KINDLE版で買いました。上記に言われているように、原テキストに忠実な逐語訳を期待しました。しかし、前者よりは原文に近いですが、やはりかなりの意訳です。それで結局、現在は、それら二つを参考にして進めています。そして、原テキストに忠実な逐語訳は、自分で書いているわけです。原文を原文のまま、訳さずに理解できるようになるのが目標ですが、そのための過程です。
音声を聞くようにしていますが、とてもついていけないですね。現在ノートはA4相当で22ページです。ペースを落として、もっと復習と、音声を聞くことに時間をさくべきなのか、悩ましいです。
しかし、カミュはいい男ですね。ダンディーですね。自動車事故で亡くなったのが定説ですが、KGBに暗殺されたという説もあるようです。