仏語再勉強の軌跡

フランス語の本が楽しめるようにするのが今年の目標

「・・・」でないと歳をとった意味がない

2009年、著者72歳の出版です。

ある通信雑誌に連載していたエッセーが2008年12月で7年余、92回になり、その中から抜粋してこの本が生まれたそうです。

「・・・」の中には、あなたなら何を入れるか、この本を読んだ後に考えてほしいと、序文で書いています。

著者は、年齢的に、現場にはおりますが、長老としての仕事が多いようです。それで、日本の風潮、行政の在り方にかなり怒っています。

本は、その怒りもありますが、老いた日常、20数年を超える付き合いの思い出深い患者の話、いろいろです。

著者としては「怒れる老人」のような言葉を入れたかったようですが、私なら「死がすぐそこにあることを折に触れ意識している人」です。長いですね。