仏語再勉強の軌跡

フランス語の本が楽しめるようにするのが今年の目標

異邦人

前編第1章:ムルソーが養老院に行き、母親の通夜と葬儀に立ち会う。

前編第2章:その翌日、海に行き、マリーと会う。そして彼女とコメディー映画を見、アパートに一緒に戻る。翌朝、マリーは既に去り、一日、一人で通りを眺め、無為に過ごす。

前編第3章:事務所で良く働き、アパートに戻る。サラマノ老人と彼の犬に会い、サンテスに会う。レエモン・サンテスの部屋で、ワインを飲み、彼の相談に乗って、彼の情婦への手紙を代筆。

前編第4章:ムルソーはマリーと海に行き、その晩、彼女はアパートに泊まる。翌朝、レエモンが情婦を殴り、警官の来る大騒ぎ、そして、サラマノ老人の犬がどこかに行ってしまったエピソード。

前編第5章:レエモンから事務所に電話があり、次の日曜に彼の友人の海岸の別荘に行くことになる。ムルソーはボスからパリで事務所を開く予定があるので行かないかと言われるが、断る。マリーがアパートに来て、結婚の約束をする。サラマノ老人が来て、犬が見付からなかったことを嘆き、慰める。

前編第6章:ムルソーは日曜日にマリーとレエモンと海岸の別荘に行く。そして、泳ぎ、その後、ランチ。そして、食後の散歩にレエモンと友人と出かける。途中、レエモンの情婦の兄とその連れと会い、喧嘩となり、レエモンはケガをする。レエモンは医者に行き、そして別荘に戻り、ムルソーと一緒にまた散歩にでかける。途中で、また、彼らに会い、拳銃で脅し、また、別荘に戻る。しかし、ムルソーは一人で再度でかけ、また、レエモンの情婦の兄と会い、彼を撃ち殺す。

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後編第1章:ムルソーは刑務所に入り、弁護士、予審判事による取り調べが11ヶ月続く。拳銃の1発目と続く4発の間に間があったのは何故かが問題となるが、ムルソーは答えず。

後編第2章:マリーが最初で最後の面会に来る。正式な妻ではないので、一回のみ。そして、刑務所内での日常、どのように暇をつぶしたかのお話し、いろいろ。そして、しばらくすると慣れて、時間の観念を失う。

後編第3章:裁判が始まる。午前中は、犯行の確認、午後は、証人喚問。養老院の院長、同門衛、ペレス老人、セレステ、マリー、マソン、サラマノ老人、レエモン。全体として検事のペースで進行し、ムルソーには不利な展開となった。

後編第4章:検事と弁護士による最終弁論が行われ、裁判長による判決の言い渡し。それは斬首による死刑だった。

後編第5章:最終章、次回より。