仏語再勉強の軌跡

フランス語の本が楽しめるようにするのが今年の目標

脳のMRI検査

スリランカで今年の1月に検査を受け、前頭葉に白い所があり、そこは血流が悪いといわれていました。脳卒中の可能性があり、その予防のためにということで、血中コレステロールを下げる薬と、いわゆる血液をサラサラにする薬(抗血小板薬)を処方されて飲んでいました。4月に日本一時帰国した際に、熱海の病院の脳神経科で、MRIの写真を見てもらいました。そのときの医師の言では、この程度ならば、日本では薬は処方しないとのことでした。他院での処方ですので、飲まなくていいとは言いませんでしたが、私の判断で止めました。義兄が血液をサラサラにする薬を飲んでいて脳出血を起こし、半身不随になっている事例を考えました。

昨日検査を受け、やはり白い部分は残っていましたが、特にひどくは、なっていないように見えました。医師も前の写真と変わりないとの判断です。やはり抗血小板薬(プラヴィックス)は必要なしとの診断。しかし、血中コレステロール値が高いようならば、それを下げる薬は飲んでもいいですよ、とのことでした。

脳の老化・萎縮の程度はどうですかと聞きました。返事は、特に悪くもなければ、良くもない、まあ、70歳という歳並みですね、とのことでした。結構、頭は使っているつもりで、年並みよりは若いという答えを期待していましたが、残念でした。

ボーボワールが 'The Age of Discretion'「分別の年齢」(http://d.hatena.ne.jp/toeic990/20160512) で書いているように、これからは、最後の日まで、下っていくわけです。その日々で何ができるか。80歳までは、何とか、衰えつつも、意識がしっかりした状態を維持できる前提には立っていいかと思います。勿論その前にダメになる可能性はありますが、その時はその時です。

そう考えると、残り10年足らずで、何をするか、何ができるか、ということになりますね。残念ながら、シンハラ語タミル語は、どう頑張っても、それだけの期間で、原書がある程度自由に読めるレベルには達しそうもありません。やはり文字の違いは大きいです。字の並びが瞬間的にわからないと、辞書が自由に引けません。日本語の本を外国人が読もうとすることが、いかに大変なことか、わかりますね。

そういう意味では西欧の各言語の勉強は楽です。その中で、私にとって、最も興味のあるのは仏語です。ボーボワールは無論ですが、その他、若かりし頃、日本語訳で読んだ仏文学のもろもろの本を、原書で読んでみたいですね。やはり勉強は動機、興味がポイントです。思えば、若かりし頃読んだ本は、ほとんどが仏文学でした。日本文学も読みましたが、仏文学より少なかったと思います。そんな、「カタワ」な読書遍歴の「ハテ」に、今の自分があるわけです。