仏語再勉強の軌跡

フランス語の本が楽しめるようにするのが今年の目標

In a Time of Burning

Cheranという名前のタミルの人の詩集です。タミル語と英語の対訳になっていて、KINDLEで読みました。
クラスメイトのイタリア人の友人がEMAILで我々をその人に紹介してくれました。それで、調べてこの本に行き当たったわけです。
残念ながらタミル語の部分はほとんどわかりませんが、刺激にはなりました。
内容は、スリランカの内戦にかかわる人々の苦しみが大部分です。ここの民族対立は根が深く、内戦が終了し、大統領も新しくなりましたが、傷は容易に癒されないと思います。
1981年にタミルの中心地ジャフナのライブラリーがシンハラ人によって焼かれ、貴重な文化遺産が失われました。
サルの群れ社会の習性を、人類は、いまだに引きずっている。自分の群れ以外の存在を容易に受け入れられない。情けないですね。
最近、中東でも、いろいろ起きていますね。これは裏に軍需産業があるようで、単なる群れの対立以上に深刻であり、言語道断です。


作者のバイオ。http://www.desiblitz.com/content/rudhramoorthy-cheran-a-brave-tamil-poet

BBCのインタビュー。https://www.youtube.com/watch?v=STP2mpxKRc4