仏語再勉強の軌跡

フランス語の本が楽しめるようにするのが今年の目標

Norwegian Wood


1月ほど前、日本一時帰国の帰りに成田で買った本です。図書券が3千円分あり、それを使いました。
村上春樹ノルウェーの森」をJay Rubin氏による英訳で読みました。写真の真ん中です。
以前仕事で知り合ったアメリカ人の奥さんも英訳したそうですが、それとは違うようで、何種類かの英訳があるようです。この本の訳者によれば、これが、作者が海外での出版を許可した最初の英訳だそうです。
遅いですね。1987年出版の現代作者の話題の本を今頃読みました。ビートルズの歌のタイトルがこの本のタイトルとなったことも初めて知りました。どんな歌だったかも思い出せず、YUTUBEで聞きました。勿論、聞いたことがあり、気に入ったビートルズの曲の一つでした。
村上春樹の本は初めて読みましたが、これは本物と感じました。ノーベル文学賞の候補として何度も挙げられているそうですが、いずれ受賞することは間違いないと思います。
一応、自分の覚書として、登場人物を列挙します。
Toru Watanabe --- narrator
Kizuki --- his friend who committed suicide
Naoko --- Kizuki & Toru’s lover who committed suicide (her elder sister also committed suicide)
Storm Trooper --- Toru’s roommate at their dormitory
Nagasawa --- Tokyo Univ’s elite in the dormitory
Hatsumi --- Nagasawa’s lover who committed suicide
Reiko --- Naoko’s roommate at a mental sanatorium
Midori --- Toru’s university classmate and lover

私事ですが、Nagasawaは、同じ東大のエリートだった従兄の一人を思い出させました。本の中で、Toruとは将来どこかで会うだろうという予告があり、楽しみに読み進みましたが、結局、記述はありませんでした。これが非常に残念です。

Midoriは以前、2010-05-17このブログでとりあげたCharlotte Roche を思い出させました。以下のリンクをクリックし、出てきた画面からWatch a Related Videoをクリックし、彼女のインタビューをお聞きください。そして、更に彼女のWetlandsを読めば、ひっくり返ることを保証します。
http://www.amazon.co.uk/Wetlands-Charlotte-Roche/dp/0007296703